皆さんこんにちは、菊地あかねです。
先日、私が独立に至るまでの経緯をお話ししたところ、多くの反響がありました。
もっと踏み込んだ話を聞きたいという要望や、独立を検討している方からの相談も多く頂くため、今回はそういった方々へ向けてお話したいと思います。
現在は、フリーランスとして活動している方も多いと思います。
独立というのは様々な形が存在します。フリーランスや法人として会社を持つなど、ワーケーションをしながら働くといった形態も増えてきています。
私自身は会社を持つ形で活動しており、フリーランスの方々とも仕事をしています。現在、約20人のメンバーと一緒に働いていますが、独立を考えている方々へ向けて、今日は、3つのポイントをお話ししたいと思います。
まず一つ目に、独立する前に自分自身を良く知ること。
デザイナーの場合、ポートフォリオが全てを物語ると言っても過言ではありません。自己理解が深まらなければ、自分のスペシャリティや他の人との差別化を明確に伝えることは難しいため、得意とすること、好きなジャンル、伝えたいメッセージを明確に言語化することが必要です。つまり、ポートフォリオを作るには客観的な自己観察が重要となります。
デザイナーとして依頼を受けるためには、これは大切な要素であり、数年かけて自分の特徴を言葉で伝えられるようになったことは、私の強みになっていると思います。
二つ目は、自分の運を下げないこと。
運を下げないように、周りの人々に良いエネルギーを与えることを意識してきました。良いエネルギーを持つ人は、周りの人々にも影響を与えます。私自身、どうなりたいかを明確には決めていませんでしたが、自分のあり方については強いポリシーを持っていました。そのポリシーを基に、周りに良いエネルギーを与え続けることが、仕事にもチームにも良い影響を与えてきたと思います。
三つ目は、自分が思うこと、やりたいことを直接会って相手に伝えること。
私は、ソーシャルメディア上での繋がりではなく直接出会い、話すことを大切にしています。自分がどうありたいか、伝えたいこと、振る舞いなどを大切にしながら、自分が本当にやりたいことを適切なタイミングで直接会って伝えることが重要です。
私自身、初めての出会いからすぐに仕事につながることは少なかったですが、数年後にその出会いが仕事につながることが多くありました。
それは、今までの出会いや私の活動を通して思いを伝えてきたからだと思います。そういった思いを自分に留めるだけではなく、相手にも伝えることが大切です。
現在はオンラインでコミュニケーションをとることが一般的になりましたが、私は経営層の方々との仕事が多く、その場合直接コミュニケーションを取り合う機会が多いです。そのため、リアルでの立ち振る舞いや自分の軸のあり方を重視しています。
特に最近は、女性の独立志向も高まってきています。フリーランスでも会社でも、今日お伝えしたことは同じくらい重要だと思います。独立する女性は男性よりも少ないかもしれませんが、その分、存在感を放つことができます。私が持っている建築プロジェクトでも、男性が8割9割を占めています。その中で女性の存在は貴重で、それだけでも差別化の要素となります。
今回は独立を考える方に向けて3つのポイントをお話させて頂きました。自分自身も今以上に会社の成長に努めたいと思います。
東京を拠点にするデザインスタジオKiQ(キク)のFounder & CEO、ディレクター。18歳で仙台から単身ニューヨークへの大学留学を経て、文化の奥深さを探究しに芸者修行。修行を通じて、和の振る舞いに感化される。デザインスタジオKiQでは、アート・文化・テクノロジーの調和をテーマに、これまでにないモノ・コトの再変換を行っており、マルチディシピリナリー(人種・世代を超えた多様な視点)な価値観をクリエイティブとともに提供している。所作コレオグラファーとしても活動し、人間やロボットなどの振る舞いを「所作」の概念でデザインする独自の専門家として国内外で活動。
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