「Shosa-Logy」の共同研究の発表のお知らせ

2023/02/15

言語情報と予測による「人間の振る舞い Shosa_Logy」をテーマに、KiQが阪大と共同研究し、その途中成果を発表しました。


タイトル

「操作者の言語情報と予測に基づくアバター動作生成システムの開発」 アブストラクト 近年のコロナ禍など,遠方への移動が困難となるような問題を解決する一つの方法として,アバターの利用が挙げられる. 視覚情報として重要となるアバターの動作は,操作者の動きを再現するほか,操作者の言語情報をもとにした制御が考えられる. 特に人間に酷似した外見をもち,物理的な存在感を持つアンドロイドは,そうした動作による視覚情報をより強く伝える媒体の一つである. したがって操作者の動作を再現するだけではなく,自律的に豊かな振る舞いをすることで,アバターと接する人々により良い印象を与えると予想される. 本研究では,そうしたアンドロイドの動作について,操作者の言語情報と,自然言語処理による予測に基づいて生成するシステムについて提案する. 提案システムでは,音声認識された言語情報に対して,予め対応づけられた動作を生成する.さらにそのリアルタイム性を高めるため,同時に発話内容を予測する. このシステムにより豊かな動作をアバターがふるまうことで,アバターがホスピタリティのある存在となることを目指す.

共同研究者

小谷 尚輝(大阪大学),内田 貴久(大阪大学),境 くりま(国際電気通信基礎技術研究所),船山 智(国際電気通信基礎技術研究所),港 隆史(理化学研究所),菊地 あかね(株式会社KiQ),石黒 浩(大阪大学)