2023/04/14
「Shosa Room」はKiQで行っている人間の振る舞いやインタラクティブ性を再定義し、ロボットやアバターにデザイン・実装し、ロボットと人間の関係性をアップデートするための作品です。
アンドロイド研究者の石黒浩氏やATR、サウンドアーティストの佐久間海土らとコラボレーションで、菊地がディレクションを行っています。
作品概要
Shosa Room(仮)
2023
アンドロイド、LED電球、カラーフィルム、モーター、Azure Kinect
ø 500cm ─
菊地あかねは人間の所作を通じた作品を制作してきました。本作品のアンドロイドの動きは空気圧モーターの限界を超えたMiracle HumanとKinectを用いた再開発により菊地が動きをデザイン・ディレクションすることで生み出されています。
インスタレーションのコンセプト
「所作」とは心を込めた「振る舞い」のことで、人と人が調和するために生まれる日本ならではの古来から伝わるコミュニケーションです。この言葉の本質や起源を元に、アンドロイドとの交流を通して、現代で「Shosa(しょさ)」を感じる体験を作りました。参加者は、アンドロイドとの交流を通じて、自分の心や環境との調和を感じることができます。音や光の変化は、両者の感情や調和のレベルを表現し、日本の四季や時間の流れなどの所作が生まれた環境の背景を連想させるものです。これにより、参加者は深い体験をし、新たな自分を見つけることができます。
発表予定日は日本での発表を2023年6月に行い、その後ニューヨークとオーストリアで発表予定です。
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