Sounds of Shosa

Art, Communications, Data Visualization, Experience,

瞬間に生まれては消えゆく
心に触れるムーヴメント 

能、歌舞伎、茶道など日本の精神世界に組み込まれている所作という概念。 日本で最初に書かれた礼儀作法は聖徳太子が文書として残した「十七条の憲法」で、十七条の憲法は当時の官僚や貴族に向け、和の尊さを伝えたものでした。 そこから、武族や朝廷、貴族での行事や儀式などでの礼儀作法の中で 所作が生まれていき、「形」が大切にされていくようになりました。 その後、室町時代になると「小笠原流」や「伊勢流」の礼法が生まれ、現在の礼儀作法・所作へなっていきます。 そのように瞬間の動きと形式に意味を与えてきた日本の美意識、しきたりの中で息づいてきた所作の世界。所作を翻訳、可視化、現代的に変換し、日常のなかで見つけたものを、共有するようなメディアアートの作品形式として、様々な国の所作や感性と比べ、様々なアーティストとコラボレーションしていくことで所作の世界が波及し、多様化していくプロジェクトです。 第一弾では日本に生まれ育った写真家と、オランダの音楽家とのコラボレーションで旋律や独自の所作譜(所作の楽譜)でビジュアライズされた所作の形を作り出すことで、人種や世代を超えた現代の新たな「所作」の世界を導きます。

  • Client

    Independent Project

  • Team

    Direction: Akane Kikuchi

  • Year

    2019

  • Partner

    Music Design: Mike Veldhuis
    Camera: Reiko Wakai
    CG: Ojārs Saulītis
    Hair Make: Yurika Ichihara

  • Category

    Art, Communications, Data Visualization, Experience

Next Work

IKEBANA VR EXPERIENCE