ロシュニ・ルラ

Roshni Lulla, PhD

ロシュニ・ルラ

リサーチパートナー(神経科学・人とロボットの関係性) / Institute for Humane Robotics Co-Founder & Head of Research

Profile

米国ニューヨークを拠点に、認知神経科学とAI研究を横断し、人とテクノロジーの関係性を探究する研究者。Institute for Humane Robotics(IHR)の共同創設者・研究責任者を務める。

南カリフォルニア大学(USC)のBrain & Creativity Instituteで、アントニオ・ダマシオ教授、ジョナス・カプラン教授の指導のもと博士号を取得。感情・共感・道徳的判断を専門とし、人間の心理とAIの振る舞いを結びつけた研究に取り組む。

スタンフォード大学での脳画像・行動研究に加え、Spark Neuroでの生体データ分析、NBCUniversalでのメディアリサーチ、音楽プラットフォームRecordlessの共同創業・事業運営を経験。学術研究と企業活動の双方から、人の感情・認知・意思決定を捉えてきた。

現在は、AI・ロボットに対する共感や信頼、心理社会的安全性を研究。家庭・教育・ケアなど、人の生活に入るロボットを対象に、人との関係性を評価する枠組みや共存のための指針づくりに取り組んでいる。

Biography

ニューヨーク大学で神経科学を専攻、心理学を副専攻とし、通常より1年早く卒業。在学中から神経科学研究に携わり、卒業後はスタンフォード大学で脳画像解析と行動評価を用いた研究に従事。アルコール使用障害のある退役軍人を対象とした研究では、臨床研究コーディネーターを務めた。

その後、応用神経科学企業スパーク・ニューロの上級リサーチアナリストとして、生体データを活用した消費者反応分析やコンテンツ評価に従事。NBCユニバーサルでは、複数メディアを横断する視聴計測チームの上級アナリストとして、リサーチ・分析業務に携わった。

音楽プラットフォーム「レコードレス」を共同創業し、最高執行責任者として事業運営を経験。2021年には、同事業で南カリフォルニア大学の学生イノベーター・ショーケースにおいて、ブルックス・クシュマン特許可能性賞を受賞した。

コロンビア大学の社会認知・神経科学研究室での研究参加に加え、南カリフォルニア大学「脳と創造性研究所」にて、アントニオ・ダマシオ教授、ジョナス・カプラン教授の指導のもと博士号を取得。感情・共感・意思決定の神経基盤を研究し、人間の反社会的特性とAIの振る舞いを結びつけた研究へと展開した。

現在はIHRの共同創設者・研究責任者として、家庭・教育・ケアなど、人の生活に入るAI・ロボットの心理社会的安全性や信頼関係を研究。神経科学、企業リサーチ、起業の経験を横断し、人とロボットの共存に向けた評価枠組みや指針づくりを進めている。

Expertise

  • 認知神経科学
  • 感情・共感研究
  • 道徳的判断・意思決定
  • 人とロボットの相互作用
  • AIアラインメント
  • AI行動評価
  • 心理社会的安全性
  • 信頼・受容性評価
  • 研究設計・行動実験
  • fMRI・脳画像解析
  • 生体データ分析
  • 消費者インサイト

Career

  • 2026 KiQとのフィジカルAI・ロボティクス領域の研究連携に携わり、認知神経科学の知見を活かしたユーザー研究、共感・信頼の評価設計、分析を担当。
  • 2026 Institute for Humane Robotics(IHR)の共同創設者・研究責任者として、人とAI・ロボットの信頼関係や心理社会的安全性に関する研究、評価枠組み・指針づくりを推進。
  • 2026 共著論文「[Keep Making That Face and It Will Stay That Way: Cross-Cohort Prediction of Empathy from Task-Relevant Connectivity in Task-Free Data](https://doi.org/10.3390/neuroimaging1030011)」を『Neuroimaging』に発表。脳の機能的結合から共感を予測する研究。
  • 2026 筆頭著者プレプリント「[“Dark Triad” Model Organisms of Misalignment: Narrow Fine-Tuning Mirrors Human Antisocial Behavior](https://arxiv.org/abs/2603.06816)」をarXivで公開。人間の反社会的特性と大規模言語モデルの振る舞いを比較。
  • 2026 共著プレプリント「[Exploitation Without Deception: Dark Triad Feature Steering Reveals Separable Antisocial Circuits in Language Models](https://arxiv.org/abs/2605.09773)」をarXivで公開。言語モデルにおける搾取的行動と欺瞞の異なる仕組みを検討。
  • 2025 共著プレプリント「[The Subject of Emergent Misalignment in Superintelligence: An Anthropological, Cognitive Neuropsychological, Machine-Learning, and Ontological Perspective](https://arxiv.org/abs/2512.17989)」をarXivで公開。超知能の価値観の不整合を学際的な観点から検討。
  • 2024 共同筆頭著者論文「[Empathy from Dissimilarity: Multivariate Pattern Analysis of Neural Activity During Observation of Somatosensory Experience](https://doi.org/10.1162/imag_a_00110)」を『Imaging Neuroscience』に発表。他者の身体感覚を観察する際の脳活動と共感の関係を検討。
  • 2024 共著論文「[Brain activity associated with emotion regulation predicts individual differences in working memory ability](https://doi.org/10.3758/s13415-024-01232-6)」を『Cognitive, Affective, & Behavioral Neuroscience』でオンライン公開。感情調整時の脳活動とワーキングメモリ能力の個人差を検討。
  • 2021 南カリフォルニア大学の博士課程で研究を開始。「脳と創造性研究所」にて、アントニオ・ダマシオ教授、ジョナス・カプラン教授の指導のもと感情・共感・意思決定を研究。後に博士号を取得。
  • 2021 音楽プラットフォーム「レコードレス」で、南カリフォルニア大学の学生イノベーター・ショーケースにおけるブルックス・クシュマン特許可能性賞を受賞。
  • 2020 共同創業した音楽プラットフォーム「レコードレス」の最高執行責任者として事業運営に従事。
  • 2020 コロンビア大学の社会認知・神経科学研究室で研究に参加。
  • 2017 スタンフォード大学のBRAVE研究室で研究に従事。脳画像解析と行動評価を用いたアルコール使用障害の再発リスク研究に携わり、臨床研究コーディネーターを経験。
  • 2016 共著論文「[Effects of Instant Messaging on School Performance in Adolescents](https://doi.org/10.1177/0883073815624758)」を『Journal of Child Neurology』に発表。青少年のメッセージ利用と学業成績の関係を検討。
  • 2016 ニューヨーク大学ランゴーン医療センターのスタヴロプロス研究室で研究に参加。
  • 2015 ニューヨーク大学のマー研究室・カラスコ研究室で研究に参加。
  • 2013 ラトガース大学・旧ニュージャージー医科歯科大学の神経学部門で研究に参加。

講演情報

  • 2026 セキュアAIフューチャーズ・ラボ「AIフューチャーズ・ダイアログ 第2回」。「生物と人工システムにおける価値観の不整合」をテーマに講演・質疑応答。
  • 2026 エコノミスト・エンタープライズ主催「フィジカルAI・ロボティクス・サミット」。「人間を意思決定に組み込む:知的システムとの協働の最適化」パネル登壇者として公式プログラムに掲載。
  • 2026 フィジカルAIエキスポ・ヨーロッパ/アムステルダム。公式スピーカーとして掲載。
  • 2026 エンコード・ハブ/ロンドン。「ロボットが社会に出る前に、どのように信頼を獲得するか」をテーマに、心理社会的安全性と人とロボットの信頼関係について紹介・ディスカッション。
  • 2026 コライダー × Institute for Humane Robotics/ニューヨーク。「人の心を研究し、より安全な機械をつくる」をテーマに講演・質疑応答。
  • 2026 コグニティブ・セキュリティ・インスティテュート。「共感のギャップ:人とロボットの相互作用における認知的安全性」をテーマに講演。
  • 2026 マキナ・サミット/パリ。Institute for Humane Robotics共同創設者として登壇。
  • 2024 人間の価値観に整合するAIのためのサマースクール/プラハ。共感と反社会的特性の研究をAI安全性に応用するテーマで登壇。
  • 2023 インド工科大学ボンベイ校。認知・行動神経科学研究室にて招待講演。
  • 2022 アフェクティバ。招待講演。
  • 2022 南カリフォルニア大学「テック・フォー・グッド・シンポジウム」。登壇。
  • 登壇予定
  • 2026 ネクストAIサミット/ブカレスト。「身体を持つAI:デジタル知能から現実世界へのインパクト」パネル登壇予定。
  • ポッドキャスト
  • 2022 リサーチ・ジャーニー・イニシアチブ。ゲスト出演。
  • 2022 アット・インテレクト。ゲスト出演。
  • 2020 –2021|ビハインド・ユア・ビヘイビア。心理学・神経科学の専門家にインタビューするポッドキャストを共同ホスト。