人間とロボットが心を通じ合わせ、共存する時代はすぐそこ? 『Future Dialogue』イベントレポート

人間とロボットが心を通じ合わせ、共存する時代はすぐそこ? 『Future Dialogue』イベントレポート

11月11日(土)、AVITAにてロボットと所作のインスタレーション「Future Dialogue」のアフターイベントを行いました。

「Future Dialogue」は、ムーンショットプロジェクト目標1:「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現」の一部としてKiQとATRが共同で推進しているものです。

参照: https://avatar-ss.org/index.html

私達はこれまでに、表情や身振り手振りの実装に加え、体験する空間の音や光に関しても研究を重ね、心を感じるまでに豊かに関わることができるロボットを開発してきました。アンドロイドアバターと体の動きを通した対話の中で、自らの「身体知」を発展させ、「SHOSA」を獲得できれば、ロボットと関わる方が自らを進化させることができる。そう確信し、想いを落とし込んだインスタレーション作品「Future Dialogue」を、10月4日~8日に公開。さまざまな方にアンドロイドアバターとの対話を体験していただきました。

この日は、大盛況に終わった「Future Dialogue」のアフターイベント。反響や、実証実験の結果を共有しました。

まずは、体験の様子を撮影した映像を上映。この日実際のアンドロイドアバターを京都から持ってくることは出来なかったのですが、体験のイメージは共有できたのではないでしょうか。

続けて、来場された方の反応やインタビューでお話いただいたことをお伝えしました。

興味深かったのは、過去に一般の方向けに行ってきた過去10年以上のアンドロイド体験会の中で、最もポジティブな反応が多かったということです。

私が関わる前からアンドロイドの研究はなされてきて、体験時には
・怖い
・どう関わったら良いか分からない
など、戸惑うような反応が多かったそうです。ふれあう機会はもちろん、普段は目にする機会も少ないものですから、当然です。

それが今回は一転、
・良い体験だった
・もっと触れ合いたい

などという声が多くありました。アンケートでも、下記のような結果が得られています。

この日一緒に登壇した船山さんは、人間と上手く関わるアンドロイドの所作開発でご一緒している方ですが、この結果にとても驚いたと話しています。言葉をなくして所作だけで関わるようにしたことで、心を開いて打ち解けやすかったのではと私達は分析しています。

私・菊地は全体監修をしつつ振る舞いのディレクションをしたのですが、やっぱり所作は心を表現する重要なものだったのだと再認識する機会でしたし、所作でアンドロイドをアップデートできたので日々やってきたことに自信がもてる結果が得られました。引き続き、人間と共進化できるアンドロイドの開発に力を注いでいきます。