次世代をリードする、エンパシーデザインの可能性【後編】
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人間性を引き出すことを意識した「エンパシーデザイン」
エンパシーデザインによるアプローチで、従来のデザインでは為せなかった部分を補うことができると私達は考えています。
共感に基づくデザインのため、クライアントへのヒアリングは、ご担当者様だけでなく、関係するクライアント社内の様々な方を対象とします。単に制作物をつくることに留まらず、私達がインナーに入る形で深く関わり、企業の価値を外部ステークホルダーに伝えられる発信ができる状態をゴールにサポートを行います。
以下に、KiQが関わり共感を生んだ事例をご紹介します。
Case1 開志専門職大学

開志専門職大学では2020年4月米山キャンパスがリニューアル。それに合わせてKiQでは学校内全体とIoTラボの空間デザインを手がけました。
キャンパスのある新潟は、金属加工や機械器具製造などものづくりの街。そこで、新潟ならではの伝統技術や素材を活かそうと、金物業が有名な燕三条の工場との協業で独自のサインを制作。学校のテーマカラーであるオレンジを基調とした空間に仕上げました。
洗練され、イノベーティブに学べる学舎へと生まれ変わった大学に、生徒は年々増加しているとのこと。また、ストーリーを持たせたサイン計画は、伝統工芸の職人とのIoT協業がオープンイノベーション的であると称賛いただいています。キャンパスリニューアルが、大学と地元企業とが交わる機会となり、現在は、先生と生徒が創造性豊かに学ぶことができる、親しみやすいキャンパスとなっています。
Case2 心斎橋PARCO

2020年、10年ぶりに再オープンした心斎橋PARCO。5階にはKiQがディレクションを行った「ジャパンデザインゾーン」が誕生しました。
訪れる価値のある大阪らしさのある空間にしたいというご要望を受け、コテコテの大阪らしさを表現することもできたのですが、PARCO内らしさも加え、より現代的な大阪らしさを目指して制作を進行。
壁画は、現代アーティストの柳澤顕氏とコラボレーションで、御堂筋、道頓堀、アメリカ村などを絵に落とし込みました。また、アートや天井などの配色は、大阪の色彩からAIで制作。街にうつろうネオンや看板を彷彿させるように取り入れました。
多くの方が関わる制作となりましたが、チーム全体が一つの指標に向けて打ち込んだ結果、驚きや面白さがあり、大阪の賑やかなエネルギーを感じられる気持ちが明るくなる空間が完成しました。商業施設はどうしても似た印象になってしまいがちですが、訪れる関西圏の女性向けのデザインが生まれました。PARCOの方からは、将来リニューアルする際も任せたいというお言葉をいただいています。私たちがアプローチした空間が、施設の魅力の一つとして長く歩んでいけることを楽しみにしています。
Case3 極楽浄土AR

新潟県小千谷市にある400年の歴史を誇る浄土真宗本願寺派の極楽寺は、高齢化や後継者不足が進む寺院です。こちらでは、クリエーションで現代との接点を増やしていくきっかけ作りを行いました。
課題解決に向けて何を行うべきか、19代目住職の麻田弘潤氏と対話を重ねた結果「物ではなく、体験が最も心に残るのでは」という仮説に行き着きました。最終的に、iPadを「新しい仏具」とし、阿弥陀如来像や龍の彫刻など本堂に隠されたストーリーをARで可視化しました。
法事の在り方をリデザインし、「見える法話」としてアップデートしたことで、若い世代の檀家と僧侶の対話の機会が増えました。住職のメッセージを最先端のAR技術でビジュアル化したことで、取材を受ける機会が増えるなど寺院経営にもプラスの影響を与えています。デジタル仏具の導入が、時代に適応して進化する寺院というイメージに繋がり、訪れる方も増加しました。
Case4 SUGI+

菊地がチーフディレクターを務めたスギ薬局では、「トータルヘルスケア戦略」を掲げています。会長・社長のドラッグストアとして進化したいという声をクリエイティブで代弁した羽田イノベーションシティ内の新店舗・SUGI+で、空間・接客・コミュニケーション全体をプロデュースしました。
トータルヘルスケアという言葉の意味合いを再考し、SUGI+では店舗でできる体験のトータル性に絞り込み、内装設計することに。ヘルスケア家電やビューティグッズなどを手に取れる場とし、パイロット店舗としての役割を果たします。また、場所柄世界中から訪れる人々を、スタッフはコンシェルジュとして、技術とおもてなしの心を組み合わせた接客でサポート。聴覚障がいをお持ちの方や外国人の方もふくめ、皆さんのお買い物の課題に寄り添える場としました。
調剤の新たなショールームとして打ち出したことで、企業とメーカーの関係性を深めることができました。またトータルにお客様と向き合いたいという企業の思いを形にしたことで、20代~40代からの企業イメージアップにも貢献。処方せんの受付件数も増えているといいます。2023年9月のオープン以降、落ち着いた状況でお客様への体験提供が確立できている状況ですので、今後見込まれるお客様の増加にもご満足いただけるサービスが提供可能です。
詳細:
SUGI+
新しい時代に必要とされる“寄り添い”をエンパシーデザインで

人間の心とふるまいに着目したアプローチで、企業の課題解決方法の提示が、これからのUIUXデザイナーやアートディレクターには求められます。エンパシーデザインとは、”つなぐ”デザインであり、新しい時代における、新しいインタラクティブのかたちです。エンパシーデザインを身につけ、異なる視点を「調和」させながら、時代に合う、後世にも残る価値を生み出せる価値を創り出していきましょう。
株式会社KiQでは、新卒・インターンの募集を行っています。仕事を通してエンパシーデザインを身に付けることができる職場です。
創造性がありあふれるバイタリティをお持ちの方からのご応募お待ちしております。
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