アンドロイドとコミュニケーションで、“未来の対話”を伝えたかった

アンドロイドとコミュニケーションで、“未来の対話”を伝えたかった

所作を使った非言語コミュニケーションの奥深さを、どうしたら皆さんにも伝えられるのか。

私が日々難しいなと感じてきたことです。でも、未来の対話ってこういうことだと思うのです。

私・菊地あかねは、言葉だけに頼らない、身体の振る舞いを使ったコミュニケーション方法の一つとして「Shosa」を伝え続けています。日本に古くからある「所作」を発展させたものですが、言葉ではない非言語の概念なので、言葉だけで理解していただくのは簡単なことではありません。

この秋、皆さんにShosaを体験していただける場をつくりました。

言葉を使わないコミュニケーションとは何かを実際に理解してもらえる場になればと、公開を心待ちにしてきたものです。

『Shosa Future Dialogue』の見どころ

・菊地と石黒氏との出会いがきっかけで生まれた、ロボットと所作を組み合わせることで「人間本来の心の表現」を探求するインスタレーション作品です。

・心の表現方法である「所作」を通じて、「人とは何か」「自分とは何か」という深遠なる問いや、人間が持つ「心の美しさ」について新たな視点から思索するきっかけを得られます。

・日本に古くからある文化「所作」や、その背景にある心を、さらなる創造力をもって未来の世代や世界に向けて伝える試みとなっています。

『Future Dialogue』は、アンドロイドと向かい合って、振る舞いで対話するインスタレーション。アンドロイドがあなたに向かって振る舞いで語り掛けるので、まずはそれを真似てもらいます。コミュニケーションの深さに連動して、その部屋の光や音が変化するようになっています。

部屋の光や音楽は、アンドロイドとあなたの心が、どれくらい調和しているかを表現します。調和できたとアンドロイドが感じると、空間の光の色や大きさ、音のスピードや音階が変化。調和した心が膨らんでいくように感じられるようにデザインされています。より心が膨らむコミュニケーションを目指して、アンドロイドとの非言語コミュニケーションを楽しんでみてください。

人間の動きに合わせてその空間の光が変化するという作品は、他にもあります。ただ、動きに合わせるだけではなく、動きから心の変化を読み取り、反映させる作品は今回が初めての試みです。

振る舞いを使ったコミュニケーションで、言葉を使うことなく相手とどれだけ豊かに繋がることができるのか。非言語で対話し繋がる力は、デジタルがますます普及していくこの先の未来に必要な力だと思っています。

「未来の対話って、こういうことだよね」と伝えたくて作った『Future Dialogue』。Shosaを使ったコミュニケーションを、体験してみてください。

SHOSA -Future Dialogue- 
総合ディレクター:菊地あかね(KiQ) 
ロボット監修:石黒浩(大阪大学&ATR) 
広報・デザイン:肥田武久 藤田裕貴(KiQ) 
空間・CGデザイン:大牟禮良秋 三沢千優 森健哉(KiQ) 
サウンドデザイン:佐久間海土 
視覚表現デザイン:堀部和也(大阪大学) 
メインシステムクリエーション: 船山智(ATR) 
ロボットシステム開発:港隆史 境くりま 三方瑠祐 (理研/ATR)

Preview
2023年10月4日(水)13:00-15:00(受付開始12:30)

一般公開
2023年10月5日(木)~10月8日(日)10:00-17:00

体験予約: https://onl.bz/yZbT6mW

場所: ATR 京都府相楽郡精華町光台2-2